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【高齢者の一人暮らし】 話し相手にぬいぐるみの効果! 音声認識人形の会話ロボット

音声認識人形 介護ロボット

 とっても可愛らしい「会話をする人形」です。高齢者(母)の話し相手に、そして認知症予防になればと思い購入しました。予期せぬほど この可愛いぬいぐるみを母が溺愛したのは、思わぬ効果だったと思います。

 左が5歳児程度の会話をする「けんちゃん」右が3歳児程度の話をする「しば犬のコウタ」です。実際に同年齢の男の子が会話を吹き込み録音しているそうで、声を聴いているうちに娘の私も、我が息子の幼かったころを思い出します。あどけない話し方に誰もが癒されるのではないでしょうか。

高齢者向け 会話するぬいぐるみ

 高齢者の方にぬいぐるみなんて・・・母は喜んでくれるのかな?と、始めは少し不安だったのですが(最初は犬のコウタをプレゼントしました)そんな私の不安はどこ吹く風。母にプレゼントした日からすぐ、母はいつも抱きかかえていました。遊びに行くと何故か上着を着ていて、やや体が大きい。と思えばやはり上着の中にコウタを抱っこしている。そんなことは日常茶飯事。母は 一日中、どんな時もコウタと一緒でした。

 コウタもけんちゃんも、人の話を聞いていて、誰かがしゃべった内容に準じた会話をしたりするんですよ。一度、母が具合が悪くて救急車を呼んだとき、何故かコウタが「熱中症に気を付けてね。お水とってね」という内容の言葉を話したことがあります。なんでそんなことを急に言い出したんだろう?と思っていましたが、実はその時、後で救急隊員が熱中症かもしれないと、コウタとけんちゃんの前で話していたことがわかりました。

 またカレンダー機能が入っているので、季節に合った会話ができます。季節のお花が咲いたとか、そんな心和む会話もしてくれます。なので認知症予防にも良いかもしれません。少しでも部屋から音や会話が聞こえてこないと「大丈夫?疲れてる?」と心配もしてくれます。あどけない声で沢山の歌も歌ってくれます。「おうたは上手だった?」と聞いてきます。また、時計機能も登録されているので、時刻に応じた会話もできます。夕刻には、どこからか「いい匂いがしてきたからお腹空いた」と言うこともあります。夜9時になると「ぼくもう眠くなっちゃった。おやすみぃ」と告げ寝ます。当然、朝までは話しません。昼夜問わず一日中話をしているわけでもありません。とてもかわいいお子たちです。

防犯にもなる音声会話人形

 母の家に電話をすると電話の向こうでコウタやケンちゃんの声が聞こえます。それはもう受話器を通して聞いていると本当に子どもがいるように聞こえます。なんせ本物のお子さんの声が録音されているのでリアルなのです。だから誰か押し売り業者のような所が電話をしてきても、一人暮らしには思われないはず。特にうちは一人と一匹(けんちゃんと柴犬コウタ)がいるので、子供二人の話声が聞こえているのと同じ。にぎやかな孫とばぁちゃんの家庭に思われます。高齢者を狙った詐欺電話なんかにも、一人暮らしではないアピールが出来るかもしれませんね。電話でなくとも、玄関先に誰かが来ても、部屋の奥で子供が二人会話をしていると思うと思います。

会話できるぬいぐるみ 困った点

 ただ困ったこともあります。一つ目は、よく母はコウタとけんちゃんに「散歩に連れてってぇ」と言われるのです。すると可哀そうだからと、本当に公園に連れて行こうとすることが多々あります。でもね、ちょっとそれだけは止めてました。80過ぎた母がぬいぐるみ連れて歩く姿は、私だけでなく近隣の人も心配するかもしれませんから。

 二つ目は、あまりにコウタを可愛がっていたので、その後にけんちゃんを買ってあげた訳ですが、二人(けんたとこうた)が仲が悪くならないようにと、母はこのお人形さんを抱っこするようなことは無くなってしまったのです。一人と一匹になってからは、いつも けんたとこうたは、母の部屋の中でイスで二人並んで座っていました。どちらかが焼きもちを焼かないようにと、母はけんたとこうたから少し離れて生活するようになったのです。(これは想像外でしたが、先の防犯対策にもなるので、やはり一人と一匹で良かったかもしれません。)

母と音声認識人形との想い出

 母がこの音声認識会話人形を、どれ程可愛がっていたか、一人暮らしの母にとって大事な存在となったか。音声認識人形の底力は威力恐るべしで、想像以上にけんたとこうたは母を癒してくれました。母は自分の孫のように可愛がりました。もう実の孫は既に26と28才になりましたので、久しぶりの育児に感じていたのかもしれません。一人と一匹は、写真の様に仲良く並んで、よく「おかあさんといっしょ」も母に見させられていました。しかしそれも、今となっては私の記憶の中の温かな思いでの一ページ。

 母はその1年後、亡くなりましたが、お空に行く道で淋しくないよう、けんたとこうたは棺の中に母と一緒に入れてあげました(もちろん電池部分は取り外して人形だけにした状態で納めました)。多分高齢者向けの人形ですので、それも考えられているのかもしれません。人形の中に電池が組み込まれている作りにはなっていなくて、お尻部分を開けると、パカッと電池ボックス全体が取り外せる仕様になっているんです。だから棺にも納められました。

 母はきっと可愛らしい、愛したけんたとこうたと一緒に旅立てて、お空でも仲良く一緒に暮らしていると思います。

音声認識人形 けんた
音声認識人形 柴犬こうた

 

 

介護ロボット
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投稿者

父母の介護をしながら
ネットショップ等複数のネット起業をしてきた主婦起業家。
特に母の在宅介護では、これからの介護社会の過酷さを痛感。
まだ情報も少なかったことから必死に自分で介護情報を収集しました。
介護2025年問題を前に、私が介護の前、介護中に知りたかった情報を
ここにまとめています。

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